ダイヤモンドリング後楽園大会。
僕は中嶋選手と組んで、佐々木健介 杉浦貴組と対戦。
そしてこの試合が、佐々木健介126日ぶりの復帰戦。
僕は新日本時代に佐々木さんの付き人を約4年間務めさせていただいた。
その間には様々な出来事があった。
初めの2年間は、とにかく恐い先輩。
佐々木さんが今何を思っているか
それを常に考えながらビクビクしながら生活していた。
付き人3年目くらいから佐々木さんは僕にも時折笑顔を見せてくれるようになった。
そして4年目には僕に優しい言葉をかけてくれるようになり、失礼な言い方かもしれないが僕にとって兄貴のような存在になった。
この頃に佐々木さんにかけてもらった言葉は今でもしっかりと覚えている。
その言葉のひとつひとつは間違いなく僕の宝物。
それから15年以上たった今、お互い新日本プロレスを離れ団体も違う佐々木さんと僕。
それでもこの日、佐々木健介復帰戦の対戦相手の1人として僕がリングの対角線に立てていたことを心から幸せに思う。
しかし今の僕はそれだけで満足してはならない立場。
今の僕には一緒になって頑張ってくれる仲間がたくさんいる。
だからこそ僕は、佐々木健介と勝負しなければならない。
試合はもちろん、生きざまでも!
偉大な先輩だからこそ、負けたくないんだ!
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